◆Message From 『ショーザ』 星屑 砂粒 なずなの実数え切れないほどの悲しみを包みこむ 底知れないやさしさから湧き出でる あなたの 人を愛する温かな勇気 .

◆Message From 『天羽 amou』◆ 葉ずれの奏でる 昼下がりの調べひなたが手招く 睡魔の感触 うとうとと 夢見るのは幸福な安心の 陽だまりのうたたね そう 私はずっとここにいたのね気づかなかっただけでずっと この幸福の陽ざしのなかに .

◆Message From 『オーラム』◆ 貴女の生きた鼓動の数よりこの胸の鼓動を重ねてきた けれどまだ貴女は記憶の中で 私よりおとなの うそぶき かけひき 憂いの伏し目で幽かに遠く微笑んでいる .

◆Message From 『シオラ』◆ 渡る風に 心がそよいでゆく これからのこの世の時間を思いっきり謳歌してゆくと決めたから もう怖いものは何もない .

◆Message From 『インディゴ』◆ それは突然にやってくるはじけるように 開く扉 注ぐ陽ざし いつだって 行き止まりなど初めから存在していなかった 自分の心がただ縮こまって恐れから動けなかっただけで .

◆Message From 『フォルダ』◆ 自分で思い込んでいるとおりに皆それぞれに 己が人生を綴るなら 明るく清く 爽やかな空の下で深呼吸をしながら 楽しみながら 愛し愛され 心美しく生きることがそれが普通のことなのだと思ってみようではないか .

◆Message From 『真白 mashiro』◆ おとなびた憂いの中に未来を閉じ込めて生きないで 本当は こんなにも自由に人は未来を思い描けるというのに .

◆Message From 『芽守 memori』◆ 校舎の裏の 白樺の林に貴女の声が 木霊のように たゆたい ながれて きらめき 消える愛おしの余韻 そっと 背後に残して .